見たか、ノリにノッている男の底力を!! ブンデスリーガに挑戦して5
シーズン目で、高原が自身初となる2戦連発弾をマーク。前節5日のボルシアMG戦と同じく、
スタンドへ人さし指を突き出した。
「自分自身のプレーをしていれば、必ず
チャンスは来ると思っていたんで。とくにきょうはいいイメージだった。外に開きすぎずに中でポジションをとって、そこから動き出すというプレーでした」。両チームを通じて唯一の得点シーンは前半22分。右CKから左のポスト前へ流れてきたボールに、頭から思いっきり飛び込んだ。後半38分にお役ご免となったが、決勝弾でチームを10位から7位まで引き上げた。
日本代表で通算17得点を挙げているが、常に“薄幸”のイメージがつきまとってきた。02年日韓W杯は肺動脈血栓塞栓症で直前にメンバー落ち、全3試合に先発したドイツW杯では無得点。しかし同大会後に新天地へ移ってからは“
ラッキーボーイ”に変身した。ゴールを決めた3試合はすべてを白星に導き、地元紙には『タカゴール=勝利』の見出しが躍っている。
「高原は最近、正当な理由もなく批判されていた。彼は重要な点をとるだけじゃなく、チームのためによく働いてくれる素晴らしい選手だ」とフンケル監督。全幅の信頼を示す言葉は遠く海を越え、得点力不足を抱えるオシム・
ジャパンにも通じる。ボルシアMG戦後には、視察に訪れた日本代表・反町
コーチと言葉を交わした。オシム監督の意図を受けてのものと思われるが、「反町コーチ? 来ましたけど、とくに自分にとって重要なことではないし。フランクフルトでやることをやるだけ」。“イメチェン”に成功した高原は、あくまでクールに言いきった。